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釉薬たちと色見本たち
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僕の窯では釉薬をほとんど自家製で使っています。
これは単純に安く作れるからと、もうひとつ、僕の趣味だから。
それで、いろんな釉薬が勝手に増えてきます。
あるレシピ見てそれ作ろうとして、予定と違うものになっても、
それもありかなと、また増えてしまいます。
だから、今50種類以上教室用に並んでいますが、僕が仕事で使うのは多くて10鮎類ぐらいでしょうか?
それでも、当然土によってそれぞれ色が変わるので、土ごとの色見本を作ることになります。
その土が、いろんな原料屋さんから購入するので、また少しずつ違います。
そうやって、土ごとの色見本が積もり積もって、また大変な量になってきました。
この写真はそのごく一部。
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その中から、教室の人は自分の好みに合う色を選んで掛けることになるのですが、
多い割りによく似た傾向で、微妙に違う釉薬が大量にあったりして、また迷います。
これがいいのか悪いのか・・・?
そして大量に並んだ釉薬桶のなかから目当ての釉薬を探すのがまた一仕事。
重いバケツが上に載っていたら、それを動かすだけでも慣れない人には大変でしょうね。
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そしてようやくめぐり合えた釉薬を前のログで紹介した攪拌機(ドリルとも言う)で
しっかり攪拌して、ようやく釉薬掛け。
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このころにはもう疲れきっているのに、みんながんばってやっておられます。
なんせ、ここで作品が決まるのだから。
でも、慣れてくると、使う釉薬は大体限定されてくるし、人によっては釉薬攪拌の手間を
省くため、人が混ぜた釉薬を選ぶ方も居ます。
by tyawanya | 2005-04-04 23:35 | 陶芸の技法ー釉薬
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