白化粧の調合
リクエストにお応えして白化粧の調合。

弟子入り時代に使っていた化粧は、純粋に土の荒さを消すための白。
そのときは
 天草陶石1:蛙目粘土1
使っていた生地は、信楽のカネ利さんの特練Bで、
化粧すると純白で、半磁器のような肌になりました。

色化粧の基礎にも使えます。

続いて一般に白化粧と我が家で呼んでいる調合

 朝鮮カオリン4:天草陶石3:蛙目粘土3

うっすら上品な御本が出ます。

それではこんな化粧はいかが?
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一面蕁麻疹状態。この化粧を我が家では「御本化粧」と呼んでます。

調合は朝鮮カオリン4:蛙目粘土3

釉薬によって、出方が変わり、石灰系の透明釉で一番はっきり出ます。
土灰系の透明釉では御本が結合して大きさが変わり、色合いも赤みが増します。

続けてこんなのはいかが?
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これは単純、土岐口蛙目粘土100%の「蛙目化粧」または「ヒビ化粧」

ただし原料も購入業者や製造業者が変われば当然変化します。

ついでに化粧調合テスト見てください。(ヤケクソ)
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上の段 左から朝鮮カオリン100%、+蛙目粘土10%
次の写真が 朝鮮カオリン100%+蛙目粘土40%、 +蛙目粘土50%
最後の写真が 朝鮮カオリン100%+蛙目粘土70%、 +80%、 +100%

これを見る限り、カオリンが多いと荒れる、カオリン:蛙目粘土=10:7辺りが
御本が出るようです。

また、この御本はいろんな説がありますが、僕が考えるに、
還元のムラで発生すると思います。
その証拠写真は
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素地の断面で、還元がしっかりかかっているところは黒ずんでますが、
御本が出ている箇所はベージュ、すなわち酸化しているのです。
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そして、御本の部分をよく見ると、ピンホールや傷があるところに出ています。

この御本化粧は、白い土の上にかけても、ちゃんと御本が出ます。
使い方によっては面白いと思います。

って、こんな感じで良いですか?
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by tyawanya | 2005-06-20 00:45 | 陶芸の技法
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