色釉のテスト
honeyさんの色釉のリクエストにお応えして。

まず基礎釉が透明釉の色釉。

最初は瑠璃釉。
テストピース左から
釜戸長石7:合成土灰3(基礎釉)
+酸化コバルト0.75%、酸化マンガン2.0%、酸化鉄2.5%
+合成土灰 3(全体で7:6)
+合成ワラ灰 2

1段目が白土OF、2段目は赤土RF、3段目は白土RF

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この釉薬は基礎釉の性質でよく流れたので、次は石灰透明釉。

テストピース左から、石灰透明釉の基礎釉に対して、

酸化コバルト0.5%、酸化マンガン1.5%、酸化鉄 2.0%
酸化コバルト0.6%、酸化マンガン1.5%、酸化鉄2.0%
酸化コバルト0.7%、酸化マンガン1.5%、酸化鉄2.0%
酸化コバルト0.385%、酸化マンガン0.825%、酸化鉄1.100%
酸化コバルト0.4%、酸化マンガン1.1%、酸化鉄1.1%

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次はクロムの緑釉。

わらばい系の乳濁釉を基礎釉に、
テストピース左から
酸化クロム2%、4%

石灰透明釉薬をはさんで

その右に酸化クロム 1.4%、 0.7%

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クロムついでにくろべーさんが言っていたクロムピンク釉
yadukiさんが反応しそうなタイトル。

テストピース、上から
福島長石25、鼠石灰10、炭酸バリウム10、朝鮮カオリン15、福島珪石35、
酸化クロム0.1、酸化錫3.0

+炭酸リチウム2.0
+酸化クロム0.2(全体で0.3)
+酸化錫3.0(全体で6.0)
+福島長石 5(全体で30)
+鼠石灰 5(全体で15)

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テストピースは左から磁器土酸化、信楽特練B(白土)酸化、磁器土還元 です。

続いて、ピンクつながりで、陶試紅のテスト。
単体で酸化でも還元でもピンクに発色する顔料、陶試紅。
この顔料は発色しやすいけど、釉薬の下でしかきちんと融けてくれない頑固者。
沈殿すると更に頑固者。

科学的にはマンガンアルミナピンクというらしい。

テストピース左から
合成土灰50:天草陶石45:平津長石45:陶試紅24.4(基礎釉に対して16%)
+合成土灰50(全体で100、御深井釉)
+福島長石45

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これは最初のテストだけがピンクマット釉で有効。
スキャン画像ではピンクっぽく見えますが、ほとんど白い結晶によるマット釉。
2番目の釉薬には陶試紅の割合を増やしてやれば発色するかも。

まず、ここら辺で第1回色釉テスト公開を終了します。

またね。
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by tyawanya | 2005-06-25 22:43 | 陶芸の技法ー釉薬
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