アスベストとセラミックウールーその3
アスベスト問題もいよいよ第3回目、
今回はアスベストの影響と現状。

アスベストの害についてはいろいろ報道されているが、
イマイチ分かりづらい。
この辺、マスコミもちゃんと責任を果たせよと突っ込みたくなる。



アスベスト肺(石綿肺)は、アスベストの粉塵を吸いこんだために起こる肺組織の広範囲に及ぶ瘢痕化です。

アスベストは異なる化学構造をもつ繊維性の無機ケイ酸塩から構成されています。
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アスベスト繊維を吸いこむと肺の奥深くまで入りこみ、瘢痕化を起こします。
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アスベストを吸いこむと、肺を覆う2層の胸膜が肥厚化します
(胸膜プラークと呼ばれる状態)が、これは癌には移行しません。

アスベスト繊維を吸いこむと、胸膜腔(肺と胸壁内部を覆う2層の胸膜の間のすき間)に液体がたまります。
これを非癌性(良性)アスベスト胸水(訳注:労災認定では「良性石綿胸水」)といいます。

アスベストは、胸膜内に中皮腫と呼ばれる癌を起こし、腹膜内には腹膜中皮腫と
呼ばれる癌を起こします。
米国では、アスベストは唯一の癌性(悪性)中皮腫の原因です。
喫煙が癌性中皮腫を起こすことはありません。
中皮腫は、4種類あるアスベストのうち、クロシドライト(青石綿)を吸いこんだ後に
生じることが最も一般的です。
アモサイト(茶石綿)という種類のアスベストも、中皮腫を起こします
(訳注:日本ではクロシドライトとアモサイトは製造中止となっており、
使用されているアスベストはほぼすべてクリソタイルとなっている)。
クリソタイル(白石綿)は他の種類に比べ、中皮腫を起こしにくいとされていますが、
中皮腫を起こすトレモライトが混ざっていることがよくあります。
中皮腫は普通、アスベストにさらされて30〜40年たってから、
それがどんなに微量でも発症します。



アスベストによって肺癌も起こります。
アスベストによる肺癌は、吸いこんだアスベスト繊維の量とある程度の
関係はありますが、アスベスト肺の患者の中で肺癌(肺癌を参照)を最も
高頻度に発症するのは喫煙者、特に1日1箱以上吸う患者です。
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アスベストの危険性については広く警戒されていますが、
職場以外でアスベストにさらされても、アスベストに関連する病気を発症するリスクはきわめてわずかです。
アスベストは、非常に小さく砕かれないかぎり、肺の内部まで吸いこまれることはありません。
アスベストを含む断熱材が使用されている建物の解体作業に携わる人のリスクは高くなります。
定期的にアスベストを扱う人は肺疾患を引き起こすリスクが最も高くなります。
アスベスト繊維にさらされる機会が増えれば増えるほど、
それだけアスベストに関連する病気を発症するリスクが高くなります。

『BANYU HOMEメルクマニュアル』よりパクリ

要するに珪酸塩で出来た非常に細い繊維であるアスベストが肺に突き刺さり、
肺全体がガン化してしまうのが中皮腫、ということか?

それに無機珪酸塩で出来ているから体内でも無くならないし、
細いから突き刺さったまま出て行かない。
まさしく疫病神のような奴。

そんなとんでもないけど、今まで有益で安価だった石綿、アスベストに対し、
現状は如何に?

今まで、断熱性能ではダントツの成績を誇り、グラスウールなら入らないような
細かいところにも使え、グラスウールなら手に突き刺さって痛いけど
アスベストは痛くもかゆくも無く、溶かして吹き付けても、セメントなんかに
混ぜても使えたので、いろんなところに頻繁に登場する。

ここでふざけた記事が目に付いた。


1970年代には年間30万トン前後が輸入されていたが、1990年代には輸入量が減少に転じ、2000年は10万トン以下に、2004年には8千トン程度となっている。

なんと、まだ8千トン輸入しているとは。

で、本題の陶芸との関係だが、これがまた分からない。

1989年に「特定粉じん」に指定され、使用制限または禁止されるようになった。

ということは89年以前の窯には当然のように扉の断熱材には使われていたと思われる。

最近は石綿に変わって、岩綿なる人造の断熱材が性能が向上したので、
建築業界ではそれが主流らしいが、じゃあ、岩わたって何?

ますますなぞは深まる。


これまでもらったコメントで、お応えできるのは
建設業界やその関連産業に比べて、若干安全、
アスベストが触ったとたん毒が回るような怖いものではなく、
日常の建材にも使われているが、それを解体なんかする時に
大量に出る粉塵が危険、ということ。

だから窯のパッキングに使ってある石綿らしきものは
決して掃除してはいけない、できればセラミックウールに換える、
窯場の掃除も出来ればしないほうが・・・
あれ、そうじゃなかったかな?

新素材のセラミックウールについてはまだまだ不明な点だらけ。
少なくとも『絶対安全です』とは言い切っていない。
法的に合法です、といっているだけのよう。
ヨーロッパではそれらも規制対象になっていたような記事を見たようなおぼろげな記憶が・・・・

一昨日から検索しまくりで、暑さと知恵熱?のため、おつむオーバーヒート気味。

やっぱり体使って仕事しなくては。

でもまだまだ続くよ。

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by tyawanya | 2005-07-25 21:56 | 陶芸の技法
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