カテゴリ:陶芸の技法ー釉薬( 17 )
パクリ・・・河井寛次郎の呉州
pakurigamaさんのパクリをパウリました。
ものすごく うれしい
c0074922_23283669.jpg

c0074922_23291479.jpg

僕の師匠は河井寛次郎直伝の呉州を使っていましたが、弟子には教えてくれませんでした。
渡りのロクロ職人していた先輩から、河井寛次郎の調合を教えてもらって、
アレンジして使っています。

僕のは石灰透明釉なので、pakurigamaさんの呉州に比べると硬い感じがします。
石灰釉で、登り窯で焼くと程よくぼけて、軟らかくいい感じになりましたが、
我が家は電気窯なので、すっきり焼けてしまいます。
[PR]
by tyawanya | 2005-05-08 23:32 | 陶芸の技法ー釉薬
釉薬たちと色見本たち
c0074922_2392649.jpg

僕の窯では釉薬をほとんど自家製で使っています。
これは単純に安く作れるからと、もうひとつ、僕の趣味だから。
それで、いろんな釉薬が勝手に増えてきます。
あるレシピ見てそれ作ろうとして、予定と違うものになっても、
それもありかなと、また増えてしまいます。
だから、今50種類以上教室用に並んでいますが、僕が仕事で使うのは多くて10鮎類ぐらいでしょうか?
それでも、当然土によってそれぞれ色が変わるので、土ごとの色見本を作ることになります。
その土が、いろんな原料屋さんから購入するので、また少しずつ違います。
そうやって、土ごとの色見本が積もり積もって、また大変な量になってきました。
この写真はそのごく一部。
c0074922_2317027.jpg

その中から、教室の人は自分の好みに合う色を選んで掛けることになるのですが、
多い割りによく似た傾向で、微妙に違う釉薬が大量にあったりして、また迷います。
これがいいのか悪いのか・・・?
そして大量に並んだ釉薬桶のなかから目当ての釉薬を探すのがまた一仕事。
重いバケツが上に載っていたら、それを動かすだけでも慣れない人には大変でしょうね。
c0074922_2328975.jpg

そしてようやくめぐり合えた釉薬を前のログで紹介した攪拌機(ドリルとも言う)で
しっかり攪拌して、ようやく釉薬掛け。
c0074922_23303759.jpg

このころにはもう疲れきっているのに、みんながんばってやっておられます。
なんせ、ここで作品が決まるのだから。
でも、慣れてくると、使う釉薬は大体限定されてくるし、人によっては釉薬攪拌の手間を
省くため、人が混ぜた釉薬を選ぶ方も居ます。
[PR]
by tyawanya | 2005-04-04 23:35 | 陶芸の技法ー釉薬
トルコ青釉調合 その2
c0074922_1433365.jpg

トルコ青釉の調合 その2です。
お約束どおり石灰分なしの調合。
画像右側は釉薬の流れテスト。
1 福島長石 20  炭酸バリウム 18  炭酸リチウム  6  朝鮮カオリン 8 福島珪石  27  酸化銅  2.0

2  炭酸バリウム  18~24
3  炭酸リチウム  6~8
4  炭酸バリウム  24~30
5  朝鮮カオリン   8~15 
3以降は流れすぎ。
2と4が好みの色かな?
5は表面に結晶。
[PR]
by tyawanya | 2005-03-30 14:41 | 陶芸の技法ー釉薬
トルコ青釉調合
c0074922_1235186.jpg

トルコ青釉の調合テスト。
画像は左から磁器土酸化・信楽並練り土酸化・磁器土還元。

調合はNo.1 福島長石 38 鼠石灰石 11 炭酸バリウム 11 福島珪石 27 酸化銅 1.0
    No.2  朝鮮カオリン 8 添加
    No.3  炭酸バリウム 11~18に増加
    No.4  炭酸リチウム 6 添加
    No.5  酸化銅  1.0~1.5に増加
    No.6  酸化銅  1.5~2.0に増加
    No.7  福島長石 38~50に増加

これを見るとNo.4以降は劇的な変化は見られません。
ただし、このときは釉薬の流れのテストを忘れていました。
No.5の調合で1250度で焼成すると完全に流れてしまいます。

また、釉薬の本によると、融剤に石灰石使うと青くならず緑系になるとのこと。
確かにNo.5の調合の釉薬を還元で使うとトルコ青釉ならず、トルコ緑釉になります。
それはそれできれいなのですが。

ということで、次は石灰石なしのテストを予告しておきます。
[PR]
by tyawanya | 2005-03-29 01:44 | 陶芸の技法ー釉薬
あく汁と貝殻
青灰釉の器を焼く
笠間のtakano氏がブログで紹介しているあく汁や貝殻の使い方、
僕も以前やったことがあります。
あく汁は灰を水簸するときにでるなるべく濃厚な、指がすぐぬるぬるするぐらいなのをとっておきます。
素焼きをあく汁に浸したあと釉薬掛けするのですが、普通の水と違ってなかなか乾きにくいような気がします。
うっすら緋色が出ます。
また、貝殻は教室の生徒さんが情報を聞き込んでやりだしました。
c0074922_1327298.jpg

貝殻置いて焼くだけで強烈にアルカリが飛んで緋色が出るのですが、
教室の人の悪い癖は、いくつもの技法をひとつの器にいろいろやりたがること。
今回も、灰釉の吹きつけと緋だすきと貝殻の緋色を求めたので
ひとつに絞るようにアドバイスをしました。
[PR]
by tyawanya | 2005-03-28 13:43 | 陶芸の技法ー釉薬
含鉄土石釉薬テスト
c0074922_21121613.jpg

含鉄土石に外割で2,4,6,8,10割合成土灰加えた釉薬のテスト。
最上段はそれぞれ含鉄土石単味。
左から 来待石、益子赤粉、中国黄土。
それぞれ信楽の白土(かね利 特練りB)赤土(かね利赤1号)

テストピースをスキャンしましたが少してかって見にくくなってます。

来待石は単味で柿釉になりますが2割合成土灰加えると間抜けた色になってしまいます。
これを飴釉にするためには鉄とマンガンの添加が必要でしょう。

赤粉は4~6割合成土灰加えると飴釉になってくれそう。

中国黄土はとにかく粘りが強いので生を多くするとテストのようにちじれます。
合成土灰4~6割で黒釉になりますが、ちじれ防止には中国黄土の半量を
素焼きすれば大丈夫です。
8~10割で赤くなっていますが、釉薬の濃い部分は黄土色になっています。
原理的には伊羅保釉の調合です。
薄がけで鉄赤釉になるのでしょうか。
[PR]
by tyawanya | 2005-03-27 21:13 | 陶芸の技法ー釉薬
久しぶりの更新ーわら灰の篩い滓
久しぶりの更新です。
3回目の今回は市販のわら灰の扱いについて。
自作のわら灰の場合は当然あく抜き、粉砕を行いますが
市販の場合、どこまでしてあるのか不明です。
結構微細粉になっているのでそのまま使えそうに思いますが
実は不純物を結構含んでいます。
c0074922_2294474.jpg


ご覧のように60目の篩いに粗い炭の滓と重い鉄粉が
残りました。
これを焼くと
c0074922_2333671.jpg

ご覧のようにわら灰の珪酸分とは思えない成分が
出てきます。
木灰成分と鉄が主体と思われます。
これをしっかり除去しないと釉薬が汚れてしまう可能性があります。
[PR]
by tyawanya | 2005-03-09 02:37 | 陶芸の技法ー釉薬