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冷却還元
ukkyさんのまねをして
『教えて』

冷却還元ですが、以前僕がしたのは普通に還元で焼いて、
一旦最高温度になったときにまた還元掛けながら冷ましたのですが、
物の本を読んでいると、酸化で焼いて、冷ますときに還元を掛ける、というのが載っていました。

志野の緋色なんかは窖窯の焼成パターンの再現だから
ゆっくり還元で焼いて還元のまま最高温度に持っていってから
冷ましも還元掛けながらゆっくり下げていく、というパターンです。

どのように違いがでるのでしょうか?

経験者の方、教えて!
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by tyawanya | 2005-07-31 01:28 | 陶芸の技法
糠白釉
民芸の窯場でよく使われている糠白釉。

yadukiさんのところにも登場。

僕の手元には『酒津堤窯』の調合が。
隻腕の陶芸家、 武内 晴二郎氏の窯場。

ここはclayさんのご近所では?

強糠白釉
  籾灰    6
  天草陶石 4
  土灰   10
  珪石    2

並糠白釉
  籾灰    5
  藁灰    1
  福島長石 4
  土灰    8
  珪石    2

弱糠白釉
  籾灰    1
  藁灰    5
  平津長石 4
  土灰    8
  珪石    2


これを見ると見事に陶石、長石の性質の違いや、
籾灰と藁灰の使い分けをしています。

参考まで。 
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by tyawanya | 2005-07-30 23:21 | 陶芸の技法ー釉薬
マクラ土は
本日は午前中、自宅でゆっくり教室。

昨日の出張教室の子供たちの作品の仕上げ、というか
破損の修理と名前の確認。

残った土を土練機に。

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マクラ土が固くなっていたので交換。
我が家の土練機は渡りの職人していた先輩が廃業したときに分けてもらったもの。

そのころの土練機には紐作りアタッチメント付いていなかったらしく、
特注です。

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こんなものを土練機の先っぽにねじ込むのですが、
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ねじ式なのではずすときが大変。
こんなものではずします。
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出来れば外にボルトナットで固定式にして欲しかった。

アタッチメントは3種類。

一番よく使う(教室で)のは2番目の奴で、こんな感じに
c0074922_18205124.jpg
c0074922_1821331.jpg
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一番細いものは先が詰まりすぎて紐の出も土の喰いも悪く、無理やり押し込みます。
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この3寸角材の道具は以前美人の弟子に土練機やってもらっていたときに、
急遽作ったもの。
一応最後まで押し込んでも中のスクリューに当たらないぎりぎりの長さ。

弟子入り時代の土練機はこの道具が適当な長さだったので
弟弟子が木片入りの土を作ったことがありました。

こうして出来たマクラ土。
硬かったり、無かったりすると教室の生徒さんにぶーぶー文句言われます。
あること自体がすごいサービスだって分かってもらえない。
あって当たり前、と思われてしまってます。
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by tyawanya | 2005-07-30 18:12 | 陶芸の技法ー道具
今日は、そして明日は・・・・
今日は陶芸教室の日。
二十歳の助手君が来る日で、明日の出稼ぎ用の粘土1キロ詰めを
お願いしようと朝から土練機。
午前と午後の二組あるので間違えないように土も2種類。

寝坊したので遅刻するとメール。

その後一般の生徒さんが来て、削り。

僕は次男のバレーボールの練習試合の付き添いで昼からお出かけ。
留守番を二十歳の助手君にお願いして12時から3時半まで留守にしていました。

帰ってきたら懐かしいお客さん。
以前4人展を4年連続でご一緒した書家の美鈴さん。
懐かしい話をいろいろ。

注文の話もいろいろ。

その後美鈴さんご帰宅ののち、二十歳の助手君が来週ロクロが届くので
練習用の再生土を持って帰りたいとのこと。

彼女は電車とバスを乗り継いできているので20キロの土を運ぶのは大変。

ということで急遽彼女のおうちまで粘土と共にアッシー君。

仕事らしい仕事してないけどなんか疲れた。

明日は神戸市東部の学童保育で出張陶芸教室。
午前が17名の子供と2名の大人。

午後が25名の子供。

用意が大変。

だから今日は早く寝ます。
おやすみなさい。

追伸、 F1-63XSDTI さん、というわけで写真撮り忘れました。
子供のバレーボールの写真でよければ・・・・
5年生ですが、かわいい子もいますよ。
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by tyawanya | 2005-07-29 00:10 | その他
アスベストとセラミックウールーその4
今日もどんどん行きます。

今日はセラミックウールなどの新素材について、生産者ではない立場の方々からの意見。


[1424] 断熱材の材質について

投稿者:あめや       投稿日:2004/11/15 19:38:00

ガスや灯油窯本体と扉の隙間に使われている断熱材や上蓋式窯の天井に使われている断熱材は何で出来ているのでしょうか?窯業関係のカタログには「石綿ロープ」とか「ファイバーブランケット」などと書かれていますが、もしこれらの材質だとほんの少しの粉塵(目に見えない)を吸入しても中皮腫など肺癌になる確立が非常に高くなるのではと思うのですが、ホントのところはどんな材質なのでしょうか?
以前某販売店に聞いても明確な回答をいただけませんでした。


投稿者:窯守人      投稿日:2004/11/16 12:35:00

あめやさん
 昔、石綿ロープとかいって断熱パッキンを売ってました。いまはセラミックウールとかセラミックロープとかの名称で売ってます。今は石綿は使えないはずなので私も販売店に聞いて「石綿ではない」ときいてますが、この点は陶芸に関わるものとして是非知りたいです。肺ガンになりたくないですから。


投稿者:あめや      投稿日:2004/11/17 01:43:00

窯守人さん
 セラミックファイバーもEUでは発癌物質になっていますよ。残念ながら例に漏れず日本では確実な証拠がないとなんとかの理由で粉塵の規制はあっても発癌物質としては扱われていません。但し限りなく黒であり海外では使用禁止の方向にあります。

参考サイト
ttp://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0123c.html
ttp://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0123c.html
引用
EU (ヨーロッパ連合)では、1997年11月MMVF(人造非晶質繊維)の危険分類について投票を行い(EU指令97/69/EC)、セラミックファイバーは、カテゴリー2 (Substances which cause should be regarded as if they are carcinogenic to man)発ガン性物質に分類することが決定され、繊維の形態により、髑髏マークと「吸入によりガンの恐れがある(May cause cancer by inhalation)」のラベル表示が要求されるようになりました。

日本は対応がいつも鈍いですね。販売者は知っててやっているのでしょうか、無知なのでしょうか。。。長文失礼しました。


投稿者:あめや          投稿日:2004/11/17 01:46:00

同じの二つ張ってしまいました。引用したサイトは下記です。
ttp://kaznak.web.infoseek.co.jp/fiber/ceramicf.htm


投稿者:窯守人           投稿日:2004/11/17 19:07:00

あめやさん
 貴重な情報をありがとうございます。そうですか、窯の修理にきた業者は「セラミックロープは石綿ではない」とは言ってました。でも安全とは言ってなかったです。身の回りには知らないうちに危険なものが満ちているのですね。今後、窯詰めをするときなど、マスクをしたい気分になりました。
 もっと安全な高温断熱パッキンはないのでしょうか?あれば、是非知りたいです。少しでも安全な作業環境が欲しいですからね。窯もうっかり自分で解体できないですね。


投稿者:通りすがりの酔っ払い      投稿日:2004/11/17 22:37:00

横から割り込んですみません。少なくとも私がいえることとしては、
1.アスベスト(石綿)とセラミックファイバーは全く異なる物質であること
2.セラミックファイバーは発がん性が有りそうな物質として研究の対象となっているが、発がん性物質であると「断定」はされていないこと。(研究機関や研究者、国によって評価の扱いに違いはある)

あと、蛇足ですが、セラミックファイバーと同じ危険度の分類にはコーヒーや漬物なども含まれます(要するに、摂取する程度の問題?)。むしろ、発がん性があると断定されているたばこ(ニコチン)やアルコールのメーカーなどが大々的にテレビCMなどをやっていることに疑問を感じます(これも程度問題か?...。セラミックに関わらず、粉塵は吸い込まないほうがいいとは思いますが)。まぁ、あめやさんの言うとおり、確かな証拠が出て、法規制されない限り、国もメーカーも動かないのでしょうね。それでは酔っ払いは失礼します。


投稿者:あめや          投稿日:2004/11/18 21:03:00

通りすがりの酔っ払いさんこんばんは。

>要するに、摂取する程度の問題?
ではすまされないと思います。珪石や石綿は肺に侵入すると溶けることも排泄されることもないのですから、コーヒーや煙草のように止めれば回復・治癒するようなものとの比較は無意味です。セラミックファイバーの成分と製造方法を知ればそれが危険なものであることは容易に想像できると思うのですが。。。

スーパーウールのように体内で溶けてしまう材質が一般的になれば危険は回避できると思うのですが、人命軽視はどの業界も、、、と言ったら言いすぎでしょうか。


投稿者:窯守人       投稿日:2004/11/22 18:52:00

あめやさん、通りすがりの酔っぱらいさん

 本題に戻って、結局、「ファイバーブランケット」「セラミックウール」「セラミックロープ」とはどんな組成でどんな化合物なのでしょうか。
 誰かメーカーの方なり、販売店の詳しい方、教えて下さい。



投稿者:あめや       投稿日:2004/11/23 18:14:00

窯守人さんこんにちは。

セラミックファイバーはアルミナとシリカを混合して造られた耐火物です。
石英の吸入による肺癌・珪肺はよく知られています。又スーパーウールのような
体内で溶けてしまうような物以外の繊維状耐火物は人体に有害と考えてほぼ間違いないでしょう。アスベストがそうであったように世界的に(EUではセラミックファイバーは規制対象)禁止の方向に向かい、遅れて日本でも規制という感じではないでしょうか?今回もアスベストの教訓は生かされない気がします。法規制されてなければ売ってしまえ的?なやり方ですかね。薬害エイズも同じような気が、、、。

陶芸.com-陶芸教えてBBS より

これを読んでいたら安心出来無くなってきた。

紹介されていたサイトは国際化学物質安全性カード

確かに発がん性と書いている。
上のBBSで程度問題、と書いているのは理解できないが・・・




アスベスト(石綿)問題について
陶芸窯で、アスベスト(石綿)が原因での中皮腫にはならないとお考え下さい。
○陶芸窯を使用する状況では、通常、繊維が舞うといった状態にはなりにくく、
製造・施工・解体などの状況に比べ飛散量、吸入機会とも著しく低いと考えられます。
●使われている材質が違います。
石綿には、青石綿、茶石綿、白石綿と種類があって、現在陶芸窯に使われているのは白石綿です。
話題となっているのは青石綿で、青、茶、白、の順に危険性は低くなり、
白石綿では「タバコを吸う」ことと同程度の危険性とされています。
また、炉材(炉壁やフタ、扉のパッキンなど)に使われている繊維質
(石綿のように見えるモノ)のものには、
1・フェルトや毛布のようにみえる綿状のモノ、
2・繊維を編んだ縄状になっているモノ、
3・圧縮してあってボード状になっているモノがありますが、
この中で石綿を使っているのは「2・繊維を編んだ縄状になっているモノ」だけです
1と3は珪酸アルミナ質の焼成品「セラミックファイバー」でアスベストとはまったくの別物です。中皮腫の危険性は全くないとのことです。
詳しくは、炉材メーカーがただ今資料を作成中です。

安心して陶芸をお楽しみ下さい。

ただ、古い窯によっては、青石綿を全く使っていなかった、とはいいにくく、解体などの時にはきちんと対策をしなければなりません。


藤原陶芸用品店 HPより


別に知り合いの藤原さんを貶めるつもりは無いが、
概してメーカーは被害が出るまで危険性を認めようとしないのは
アスベストで証明済み。

めちゃくちゃ簡単な結論。

セラミックウールなどはアスベストほど危険ではないが、
無機物の珪酸質の繊維が体内に入って肺がんになる可能性は
皆無とはいえないので、そういったもののあるところでの
飲食、喫煙はやめたほうが安全。

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by tyawanya | 2005-07-26 15:48 | 陶芸の技法
アスベストとセラミックウールーその3
アスベスト問題もいよいよ第3回目、
今回はアスベストの影響と現状。

アスベストの害についてはいろいろ報道されているが、
イマイチ分かりづらい。
この辺、マスコミもちゃんと責任を果たせよと突っ込みたくなる。



アスベスト肺(石綿肺)は、アスベストの粉塵を吸いこんだために起こる肺組織の広範囲に及ぶ瘢痕化です。

アスベストは異なる化学構造をもつ繊維性の無機ケイ酸塩から構成されています。
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アスベスト繊維を吸いこむと肺の奥深くまで入りこみ、瘢痕化を起こします。
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アスベストを吸いこむと、肺を覆う2層の胸膜が肥厚化します
(胸膜プラークと呼ばれる状態)が、これは癌には移行しません。

アスベスト繊維を吸いこむと、胸膜腔(肺と胸壁内部を覆う2層の胸膜の間のすき間)に液体がたまります。
これを非癌性(良性)アスベスト胸水(訳注:労災認定では「良性石綿胸水」)といいます。

アスベストは、胸膜内に中皮腫と呼ばれる癌を起こし、腹膜内には腹膜中皮腫と
呼ばれる癌を起こします。
米国では、アスベストは唯一の癌性(悪性)中皮腫の原因です。
喫煙が癌性中皮腫を起こすことはありません。
中皮腫は、4種類あるアスベストのうち、クロシドライト(青石綿)を吸いこんだ後に
生じることが最も一般的です。
アモサイト(茶石綿)という種類のアスベストも、中皮腫を起こします
(訳注:日本ではクロシドライトとアモサイトは製造中止となっており、
使用されているアスベストはほぼすべてクリソタイルとなっている)。
クリソタイル(白石綿)は他の種類に比べ、中皮腫を起こしにくいとされていますが、
中皮腫を起こすトレモライトが混ざっていることがよくあります。
中皮腫は普通、アスベストにさらされて30〜40年たってから、
それがどんなに微量でも発症します。



アスベストによって肺癌も起こります。
アスベストによる肺癌は、吸いこんだアスベスト繊維の量とある程度の
関係はありますが、アスベスト肺の患者の中で肺癌(肺癌を参照)を最も
高頻度に発症するのは喫煙者、特に1日1箱以上吸う患者です。
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アスベストの危険性については広く警戒されていますが、
職場以外でアスベストにさらされても、アスベストに関連する病気を発症するリスクはきわめてわずかです。
アスベストは、非常に小さく砕かれないかぎり、肺の内部まで吸いこまれることはありません。
アスベストを含む断熱材が使用されている建物の解体作業に携わる人のリスクは高くなります。
定期的にアスベストを扱う人は肺疾患を引き起こすリスクが最も高くなります。
アスベスト繊維にさらされる機会が増えれば増えるほど、
それだけアスベストに関連する病気を発症するリスクが高くなります。

『BANYU HOMEメルクマニュアル』よりパクリ

要するに珪酸塩で出来た非常に細い繊維であるアスベストが肺に突き刺さり、
肺全体がガン化してしまうのが中皮腫、ということか?

それに無機珪酸塩で出来ているから体内でも無くならないし、
細いから突き刺さったまま出て行かない。
まさしく疫病神のような奴。

そんなとんでもないけど、今まで有益で安価だった石綿、アスベストに対し、
現状は如何に?

今まで、断熱性能ではダントツの成績を誇り、グラスウールなら入らないような
細かいところにも使え、グラスウールなら手に突き刺さって痛いけど
アスベストは痛くもかゆくも無く、溶かして吹き付けても、セメントなんかに
混ぜても使えたので、いろんなところに頻繁に登場する。

ここでふざけた記事が目に付いた。


1970年代には年間30万トン前後が輸入されていたが、1990年代には輸入量が減少に転じ、2000年は10万トン以下に、2004年には8千トン程度となっている。

なんと、まだ8千トン輸入しているとは。

で、本題の陶芸との関係だが、これがまた分からない。

1989年に「特定粉じん」に指定され、使用制限または禁止されるようになった。

ということは89年以前の窯には当然のように扉の断熱材には使われていたと思われる。

最近は石綿に変わって、岩綿なる人造の断熱材が性能が向上したので、
建築業界ではそれが主流らしいが、じゃあ、岩わたって何?

ますますなぞは深まる。


これまでもらったコメントで、お応えできるのは
建設業界やその関連産業に比べて、若干安全、
アスベストが触ったとたん毒が回るような怖いものではなく、
日常の建材にも使われているが、それを解体なんかする時に
大量に出る粉塵が危険、ということ。

だから窯のパッキングに使ってある石綿らしきものは
決して掃除してはいけない、できればセラミックウールに換える、
窯場の掃除も出来ればしないほうが・・・
あれ、そうじゃなかったかな?

新素材のセラミックウールについてはまだまだ不明な点だらけ。
少なくとも『絶対安全です』とは言い切っていない。
法的に合法です、といっているだけのよう。
ヨーロッパではそれらも規制対象になっていたような記事を見たようなおぼろげな記憶が・・・・

一昨日から検索しまくりで、暑さと知恵熱?のため、おつむオーバーヒート気味。

やっぱり体使って仕事しなくては。

でもまだまだ続くよ。

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by tyawanya | 2005-07-25 21:56 | 陶芸の技法
アスベストとセラミックウールーその2
みんなが不安と関心を持ってくれるので続けて。

書いてあることの半分も理解できないが、とにかく資料を集め、
解析してみる。
コピー&ペーストの寄せ集めになるが、
その資料を自分なりに解析、解説したい。

まず、アスベストの項目で出て来た『蛇紋岩』『角閃石』について。

まず中学のときに習った火成岩についての復習。

c0074922_135712.gif


本当は火山岩と深成岩の中間に、半深成岩があり、
「石英斑岩」「ヒン岩」「粗粒玄武岩」の順になっている。

この表には載っていないが、この分類は
岩石中のSiO2の比率によるもので、左から70%、60%、50%となり、
本来その更に右に45%以下の欄があり、斑レイ岩の右にはカンラン岩がある。
そしてこのジャンルが超塩基性岩という範疇に入る。

何で、わざわざこんなややこしいことを書くかと言うと、蛇紋岩が
この分類表には登場しないのに、同じく超塩基性火成岩だから、
何かヒントは無いかと思うから。

そこで改めて蛇紋岩を調べてみると



蛇紋岩(じゃもんがん)はその名前のように、暗緑色~黄緑色の、
蛇の皮のような模様をした岩石です。
特に美しい蛇紋岩は貴蛇紋岩と呼ばれ、彫り物や装飾用の石材としても使われています。

蛇紋岩はかんらん岩などが水を含んで変質してできた岩石です。
かんらん岩は二酸化ケイ素が他の火成岩(かせいがん)にくらべて
ずっと少ない(45%以下)超塩基性岩(ちょうえんきせいがん)で、
マグネシウム、鉄などを多く含んでいます。
地殻(ちかく=固体地球の一番外側)は、大陸が花崗岩や
安山岩(あんざんがん)のように二酸化ケイ素が多い岩石、
そして海洋が玄武岩(げんぶがん)のように
二酸化ケイ素が少ない岩石からできており、
かんらん岩のようによりに酸化ケイ素が少ない超塩基性岩は
あまり存在しません。

超塩基性岩は地殻の下のマントルをつくっている岩石です。
『これなあに』(岩手県立博物館HP)より引用。

地殻の下のマントルを構成している奴がなんでこんなとこにいるのか?

そこで次に『変成岩』で調べてみると


蛇紋岩は表面が黄緑色~暗緑色で、蛇の皮のようにつるつるしているので
その名前があります。
一応 超塩基性の火成岩に分類されますが、その成り立ちは少し変わっています。
つまり一方のプレートが他のプレートの下に潜り込んで
広域変成作用がおこると、潜り込まれたプレートの下にあるカンラン岩が
地上に揉みだされてきて、それが途中で変質して蛇紋岩となるのです。
そのため広域変成帯の近くには蛇紋岩が存在することが多くなるというわけです。
蛇紋岩は非常にもろく、地滑りなどが起りやすいので注意が必要です。

岡山博物図鑑 石の話』より

地震の話でおなじみのプレートまで出てきた。
いよいよ収拾が付かなくなる。

つまり、めったに地殻、地表まで出てこない超塩基性岩が、
プレート移動に伴って低温高圧の変成を受け、蛇紋岩になり、
更にその一部が特殊な環境で繊維状に育ったものが
白石綿、ちゅうことか?



次に『角閃石』とは?

造岩鉱物でもあり、火成岩性変成岩でもある角閃石。


 角閃石(かくせんせき)グループは、60種類以上の鉱物からなる鉱物グループで、組成は複雑である。
角閃石の英語名アンフィボール (Amphibole)は「あいまい」を意味する言葉であり、英語名は化学組成の変化に富むことに由来している。
角閃石は化学組成から、マグネシウム鉄角閃石、カルシウム角閃石、アルカリ角閃石の3つのグループに大別できる。
写真の玄武角閃石は、普通角閃石が酸化されて形成したと考えられている。
 石焼きビビンバの調理には角閃石の石鍋が使用されている。
この鍋を使用すると、表面を焦がさないで食材の中身を上手く焼けるそうだ。
理由は角閃石から遠赤外線が出ているからだと考えられている。


石焼ビビンバまで出てきた。
ついでに、この角閃石の遠赤外線効果で、アトピーに効くという
水を作る商品まで検索された。


ここまでは普通の岩石の話で、別に発がん性は心配ない。


ではアスベストの発がん性とは?
ここからまた長くなりそうなので、次回に。


ついでに、セラミック・ウールの項目に出ていた「セピオライト」について。


セピオライト
珪酸 60.7%
酸化マグネシウム 3.1%
酸化アルミニウム 1.0%
酸化鉄 1.6%
酸化カルシウム 1.6%
酸化カリウム 0.9%
酸化ナトリウム 0.4%
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by tyawanya | 2005-07-25 11:19 | 陶芸の技法
アスベストとセラミックウール
今世間を騒がせているアスベスト。

最近の窯、特に電気窯にはセラミックボードやセラミックウールなるものが使われている。
これはアスベストではないと説明されているが、
ではどのように違い、どのような組成で、どの程度危険性があるのか
調べてみた。

まず、アスベスト。
石綿とも言う。

『アスベストってなあに?』より抜粋。

アスベストは天然の鉱物繊維です。
火山から噴き出た溶岩が水で冷やされるとき、特殊な条件のもとで、
アスベストの結晶が繊維状に成長していくのです

アスベストは非常に細い繊維です。
1本の繊維の太さは、髪の毛の5000分の1くらいです。
熱や薬品に強く、磨耗に耐え、「ピアノ線より強い」と言われるほど切れにくく、
紡いで織ることもでき、しかも安い・・・こんな便利な繊維はほかにありません。

アスベストは単一の鉱物ではなく、6種類のアスベストが知られています。
一番たくさん使われてきたのが白石綿(クリソタイル)です。
白石綿は温石綿とも呼ばれます。
その名のとおり白いアスベストで、非常に柔らかく、顕微鏡で見るとカールしています。
蛇紋岩の中にできるので、蛇紋石系アスベストと呼ばれています。

角閃石系アスベストは、角閃石の中にできます。
5種類ありますが、工業的に使われてきたのは、青石綿(クロシドライト)と茶石綿(アモサイト)です。それぞれ、青色、あるいは茶色のアスベストです。
角閃石系のものは顕微鏡で見ると、直線状の繊維です。
蛇紋石系よりも角閃石系のほうが発がん性が強いと言われています。

c0074922_3294250.jpg

ちょっとみえにくいが、クリックするとはっきり読める。

では最近の窯によく使われているもの、
耐火キャスタブル・セラミックブランケット・セラミックボード・シリカボードとは?




セラミックファイバーはアルミナ・シリカを主成分とした人造無機繊維

セラミックファイバーは日本国内では粉じんとしての規制はありますが、
発ガン物質としての規制は受けていない



ここまで読んで、化学的組成的にはアスベストと多分ほとんど同等であると思われる。
でも、科学的組成はほとんどの陶芸関係、粘土や釉薬も同じ。

問題は物理的特質、、つまり組成状態だ。
次にそれを調べたいが残念ながら今日は力尽きた。

次回をお楽しみに。
(誰も楽しみにしてない?)

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by tyawanya | 2005-07-24 04:08 | 陶芸の技法
久しぶりの更新。
毎日コメントに返信と、皆さんのブログにコメント巡回は
欠かしていなかったのですが、
そして結構忙しく仕事していたのですが
更新は久々。

以前作った陶箱が焼きあがりました。

c0074922_23575249.jpg


蓋の内側が補修してあるのが
c0074922_23584625.jpg

このように焼きあがりました。

言い訳を許していただくと、蓋がぎりぎりのサイズに作ってあるので、
キーの部分が余分に収縮して再び開いてしまった影響もあります。

最初よりは多少亀裂は減少しました。

形と土によっては無効かな?
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by tyawanya | 2005-07-22 00:02 | 陶芸の技法
タタラ皿
下の記事でコメントが荒れかけていたところ、
clayさんが救いの一言。

今日はタタラ皿作りの授業をします。

今回は8ミリにスライスした板を使います。

板を一枚、布の上に載せ、縁に皮を当てて締めながら整えます。
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片栗粉をうっすらまぶします。
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この後生化粧する場合は片栗粉のせいで化粧がはがれる恐れがあるので、
お化粧前にスポンジでふき取ります。
この片栗粉は型離れをよくするためで、決してとろみをつけるためではありません。

こんな石膏型を用意します。
c0074922_13573592.jpg


縁をなめした粘土板に石膏型を逆さに載せます。
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下の板ごとひっくり返し、板をのけます。
c0074922_13583562.jpg

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今回は布の上から、中心から押さえていきます。
どうしても、肩の部分が入りにくいので、
布を除いて
c0074922_140154.jpg

肩の部分を念入りに押し込みます。
c0074922_1403185.jpg
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このとき、肩の付け根を余り押さえすぎると、縁を支える部分が薄くなってしまうので、
ほどほどに、でもしっかりと。

更に、型の上から縁に皮を当て
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しばらく乾燥させます。

僕はtakanoさんのように同じ型を作っていない(作れない)ので、
待っている間に、他の型を押します。
そのため、複数の型と複数のスライスした粘土が必要になり、
やたら場所とります。

教室がすいている時を狙ってやります。

乾いてきたら、型の縁を上からとんとんと叩いて、皿を浮かせます。
浮いたのを確認したら、上に板を載せ、
c0074922_1413283.jpg

ひっくり返して石膏型を取り、しばらく乾燥。
そののち、縁を再び皮でなめします。
c0074922_143080.jpg


これで後は乾燥待ち。

素焼き後素焼き用の化粧掛け、線を入れて釉薬掛けして窯詰め。
この様子は以前紹介しました
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by tyawanya | 2005-07-16 14:07 | 陶芸の技法