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「碗」展つづき
昨日の「碗」展案内の補足。

最後に登場したきらきらピカピカ、現在東京でも同時進行中。

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京橋のSILVER SHELLというギャラリーで、「水無月のかたち」というタイトルで
6人のグループ展開催です。

6月21日~7月4日まで。

因みに「碗」展は、7月10日までやっています。

最終日は僕の窯場展の初日です。
# by tyawanya | 2005-06-29 10:36 | その他
碗展ーその一部紹介
本日神戸北野坂にあるギャラリー北野坂での「碗」展初日。
昼から当番で行ってきました。

samanthaさんのお気に入り、北野坂のかなり上り詰めた、ニシムラ珈琲のほぼむかえに
一歩入り込んだ、安藤忠雄設計の、ちょっとおしゃれなギャラリーに
頭の光った怪しげな男がいます。

僕です。

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入り口の長いテーブルに目次代わりにそれぞれの作品が24個プロフィールと共に並んでいます。

僕の作品は前回の二人展と同じ物の持ち回りになってしまいました。

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全員で24名。
相変わらず当たり前の茶碗をべらべら並べているのは僕だけ。
本当は結構面白いものをつくってくる人が多いので、
負けないようなチャレンジしたかったのですが、気持ちだけから周り。

新作は窯場展まで、お待ちください。(誰も待っていない?)

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彼の作品はたたら作りです。
昨年の湯飲みでも注目していましたが、今回も期待通り素敵な作品。
めちゃくちゃ軽いです。
薄作りの僕が重く見えてしまうほど。

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なんか見たことがあるような・・・

でもおしゃれ。

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きれいに作ってます。
釉薬はマット。
すっきりしていて、清潔感がいい。

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彼女の作品は、生のときに撥水剤塗って掻き落として、ゴスを入れて焼いてあるのは
以前pakuちゃんがやっていたと思いますが、
ご丁寧にうちっかわから、高台まで、書き込んであります。
ご苦労様。
こんな注文が100個も来たら僕なら発狂します。

最後に今日随分話し込んだ彼女の作品。
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見ても異様。
半磁器土に色とりどりの釉薬、更に金彩。
僕の頭よりも光っています。
とっても手間も暇も材料もアイデアも掛かってます。

実物はもっとすごいです。

イヤー、刺激をたっぷりもらいました。
# by tyawanya | 2005-06-28 23:02 | その他
「碗」展搬入
本日午後から「碗」展搬入でした。
初日は火曜日から。
以前の二人展の相方、E氏も出品してます。
僕はさぼって、二人展のときと同じものしか出せませんでした。

画像は火曜日にUPします。

「碗」展搬入_c0074922_055143.jpg




ぜんぜん話題が繋がりませんが、
薪窯の体験募集が載っていました。

[2374] 穴窯体験 参加者募集

投稿者:青年部 加藤

投稿日:2005/06/26 21:14:00
私たち駄知陶磁器工業組合青年部は、町のみなさんの協力を得まして
穴窯を作りました。そこでその穴窯を利用して「作陶・蒔きいれ体験」
イベントを行うことにしました。
2005年8月22日まで募集してますので宜しくお願いします。

申し込みはこちらから http://www.donburi.or.jp


中部地区で関心のある方はどうぞ。
# by tyawanya | 2005-06-27 00:57 | その他
井戸茶碗のビワ色ー続き
お待たせしました。
後編です。

「と、ここまでは伝統的な萩のビワ色の出し方ですが、自分の窯や条件に合った
新しい色を探って、、いろいろ工夫するのもアマチュア陶芸の楽しみ方です。
そこで私がやっている「ビワ色もどき」の隠し技を、二つほどそっとお教えしましょう。

1)古信楽の細かめ赤土に、隠し味としてテラコッタ土を30%ほど混ぜた素地を作り、
その上から化粧土にもテラコッタ土少々を混入させたものを掛けて、素焼き、
釉掛け、本焼きとやって行きます。
釉薬は、土灰系の透明釉でOKです。

2)流行の赤御影土を、家庭用ミキサーでかき混ぜて40目のふるいを通し、
ポタージュ状の「赤どべ」を作ります。
これを素地に刷毛塗りし、半日ほど経ったら白化粧を掛け、素焼き、釉掛け、本焼きをします。
釉薬は1)と同じです。

1)2)共に、前述したとおり、途中を還元にした酸化焼成で、少し低温で焼成すれば、
夕焼け小焼けのような緋色が出てきます。
お試しください。

渡辺襄、 陶芸教室主宰、 東京都)



ああ、長かった。
疲れた。
くろべーさん、これでもうビワ色が出せるでしょう。

僕は明日庭のビワを食べよう。
# by tyawanya | 2005-06-26 00:18 | 陶芸の技法ー釉薬
井戸茶碗のびわ色
コメントの中でくろべーさんがびわ色求めて、不眠不休で日夜精進努力しているとのことで、
参考になりそうな記事が「作る陶磁郎」31号の最後に載っていたので、
著作権無視で無断転載。
責任はくろべーさんが取ってくれるそうなので。

「古美術の井戸茶碗のビワ色は、使い込まれて400年の年月が生んだ色だといわれていますが、
現在、萩で多く焼かれる井戸茶碗のビワ色は多種多様。
私はどちらかというと、強い調子の色が好みですので、素地の赤土度にはこだわります。

さてこのビワ色は、萩土に透明釉を掛けて酸化焼成すれば、すぐできます」と、
井戸茶碗の作家は簡単に言いますが、この酸化というのが曲者でしてネ。
例えば、織部は酸化で焼くといいながら、実際は、一度還元を掛けてから、
酸化に戻して色調を捕まえているでしょう。
それと同じで、このビワ色は、素地の鉄分が一度還元され、再び酸化に戻されたときに
生まれる色の一つだと考えています。

この色が出るためにまず重要なのは、素地に含まれる鉄分が3~4%ということ。
その上に黄色みのある萩土を化粧掛けして素焼きしたのち、1230度くらいで本焼きをします。
御本の窯変と同じで、化粧掛けがポイントです。
温度を上げすぎると白くなってしまうので要注意。

萩土といっても、単味の大道土もあれば、鉄分の多い見島土に大道土を混ぜた
赤系の萩土もあり、あるいは大道土に金峯土(みたけつち)を混ぜたものなど
種々あるので、土をお求めになるときは、材料店によく相談なさった方がよいと思います。

私は見島土に大道土をブレンドした萩土でボディを作り、
その上から大道土の単味で作った化粧土を生掛けして素焼きしたのち、
880~900度あたりで還元を掛け、1150度くらいで酸化に戻し、
1230度くらいで火を止めて冷まします。
余り焼き過ぎず、「甘いかな?」というくらいがよいようです。」


まず前半だけ。
# by tyawanya | 2005-06-26 00:01 | 陶芸の技法ー釉薬